音。

音楽
LONDON, UNITED KINGDOM - NOVEMBER 23: Chester Bennington of Linkin Park performs at 02 Arena on November 23, 2014 in London, England. (Photo by Chiaki Nozu/WireImage)

多分あれは保育園児の頃。

食べ終わったプリングルズの缶の蓋を、割り箸でポコポコ叩いてドラムの真似事をしていた記憶があります。保育園の行事や鼓笛隊などで和太鼓、シンバルとかいろんな楽器に触れることがあったので、おそらくその頃から楽器が好きでした。

小学生になって好きになったのはリコーダーでした。学校から帰る時も家に持って帰って吹き散らかしてたのを覚えています。僕には3歳年上の姉がいて、その姉がエレクトーンを習っていて家にもエレクトーンが置いてありました。興味を持った僕は、姉が弾いていない時に触って遊んでいました。

小学生高学年になると、自分の好きな歌のメロディを一音ずつ探しながら音名を紙に書いて弾いたりもしていましたので、相対音感はその時多少は鍛えられたような気がします。

そして中学2年生の時にギターに触れることになり、気付けば18年が経っていました。

歌うことも好きでした。

幼い頃はKinKi KidsとかSMAPが好きで、よく歌っていたようです。でも小学生高学年くらいからでしょうか、人に歌声を聞かれるのが嫌になり家でもカセットテープを聴くプレイヤー・・・あれなんだっけ名前が出てこない・・・まあそれにイヤホンをしてコソコソ歌っていましたね笑

カラオケも嫌いでその頃から高校生になるまで一度も人前で歌ったことはなかった程です(合唱くらい)。

中学生の時、謝恩会か何かで先生がBUMP OF CHICKENの「車輪の唄」という曲を歌ってたのを聴いて、その曲が好きになりバンプも聴くようになりました。そして高校生の時に友達と2人で初めてカラオケに行って歌った「車輪の唄」を褒めてもらえたのが嬉しくて歌うことがまた好きになりました。

皆さんはカラオケに行った時に必ず出てくる「キー調整」で不思議に思ったことはありませんか?

なんで+も−も6までしかないんだろう?って。±6までじゃあ足りないって思う曲はないですか?

実は音階というのは階段のように上がり続けたり、下がり続けたりするものではなくて、「周る」ものなんです。アナログ時計の文字盤を思い浮かべてもらうとイメージしやすいかもしれないです。

12時を0として午前をマイナス、午後をプラスとすると6時のところでプラスとマイナスがぶつかりますよね?つまり−6と+6は同じなんです。なので例えば僕がホイットニー・ヒューストンの曲を歌おうとした時、当然キーを下げます。−6まで下げたとして、まだ高いなと思う時はどうすればいいのか・・・?

+5にして1オクターブ下で歌います。まだ高いのなら+4にしてオク下で歌います。

逆も然りです。女性が超キーの低い男性ボーカルの歌を歌う時はマイナスにして1オクターブ上で歌ってみてください。きっと歌いやすいポイントがあると思います。

たまに原曲で歌わないことがダサいとか言う原キー厨がいますが(運良く僕の周りにはいない)、自分の歌いやすいキーで気持ちよく歌えた方がいいですもんね。試してみてください!

人前で歌うことに抵抗を無くしたいのですが、この性格だけはなかなか治りません・・・マシにはなりましたが。恥ずかしさもあるのですが、声も理由の一つです。

僕は自分の歌声が今でもあまり好きではありません。ナナフシのような細い声なんです。

甲本ヒロトや宮本浩次のような太い声やチェスターベニントンのような繊細でかっこいい声になりたい。かといってボイトレはできないし、そこまでの熱量はない。諦めよう。

そもそもクソ素人なんだしそんなこと気にせずに楽しく歌おう。

さよなら。

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