先日RADWIMPSのギターを担当している桑原彰が脱退をしてしまいました。
僕は高校生の頃からラッドが好きだったし、彼も好きなギタリストだったので衝撃を受けました。
今回はそんなRADWIMPSの凄さやどんなバンドなのかを書いてみます。
RADWIMPSにハマる。
結成が2001年、メジャーデビューが2006年。
そのデビューアルバムに収録されている曲が僕が初めてラッドに触れた曲でした。
今でも覚えていますが、高校一年生の時友人から勧められて聴いた「揶揄」という曲です。
聴いた瞬間にこんな音楽があるのかと衝撃を受け、そこからどハマりしました。
ギターでもコピーしようと練習していましたが、なかなか難しい。その頃はカラオケによく行っていたので、歌う曲もほぼラッドでした。
当時の僕から見た野田洋次郎の声は新鮮で、良い意味で弱々しく女々しく聞こえて心地よかったのを覚えています。発声の仕方や曲毎のブレスの位置や、1番と2番で微妙に変わる地声とミックスボイスや裏声の切り替えなど、とにかく聴いて真似をしていました。
野田洋次郎氏の発声の仕方、歌い方は僕の中では前期・中期・後期と変化しているように思えます。
前期は結成からデビュー前まで、中期はデビューから2015年か2016年あたりまで、後期はそれ以降で変わっているような気がします。
イメージでは前期は荒っぽくて攻撃的で、中期は繊細で女々しく、後期は芯のあるドシっとした感じ。
僕はやっぱり中期の声が好きですね。
ラッドの魅力はボーカルだけではありません。自分自身が楽器、特にギターをやっているのもありますが、ギターのプレイがすごいのだ。
RADWIMPSのギターフレーズ
ラッドのギターフレーズはかなり独特です。普通・・・かどうかはわかりませんが、少なくとも僕がそれまでに聴いてきた音楽のギターは、なんというかこうイメージ的には「波」のような滑らかな感じ。
しかしRADWIMPSのギターリフやソロ、特に後ろで聞こえるリードギターは高低差のあるかなりトリッキーなギターなんです。√←こんなイメージ。なんというか、普通そこに行くか?とかなんでギターでそう弾こうと思ったのか聞きたくなるような感じ・・・。
どういう脳の構造をしていたらこんなフレーズが出てくるのだろう?
言葉で説明するのは難しいので、僕がびっくりしたギタープレイの曲を何曲か紹介してみます。
おしゃかしゃま
2009年発売のアルバム「アルトコロニーの定理」の収録曲。
初めてギターリフを聴いた時は痺れました。このギターリフは野田洋次郎が考えたらしく、CD音源はわかりませんが、ライブなどでも彼が弾いています。
後ろで聞こえるサイドギターとの絡みも絶妙で気持ちが良いです。かっこいい。
ギターもそうですが、歌詞にも衝撃を受けました。僕は音楽を聴くときは歌詞なんかどうでもいいって人間なのですが。この人悟りを開いてんのか?と思った😏
元々の歌詞は5倍以上の量だったのだとか・・・。
カラオケで歌うのもかなり難しい一曲。
DADA
この曲も系統は「おしゃかしゃま」と似てる。
僕はRADWIMPSのこういうトリッキーで闇や狂気や恐怖や憎悪を感じるような曲が大好きです。
これぞRADWIMPS。爽やかな曲なんか作んな。
AメロやBメロで後ろで鳴ってるギターをよく聴いてみてください。エグいから。
サビのコード進行はなんかリンキンパークの「One step closer」みを感じる。
実況中継
個人的にはおしゃかしゃま以上にカラオケで歌うのは洒落にならん一曲。
この曲のギターは訳わからんくてコピーする気も起こらなかった。なんかすごいよな。
神様と仏様が人間の世界を高見から実況しているという歌。その発想は坊さんでも無理。
野田洋次郎の非凡さを確認できた曲でした。
DARMA GRAND PRIX
ダルマグランプリって読みます。
僕がラッドのギターが好きな理由の一つにカッティング(音を短く切るように弾く奏法)があります。
この曲は彼らの楽曲の中で一番カッティングがかっこいいと個人的には思います。
コピーしようとしたことはあります。くっそ難しい!!もうやめた!!!
以上!!!
ヒキコモリロリン
インディーズ最後のアルバム「RADWIMPS2〜発展途上〜」の収録曲。
この曲もカッティングが好きな一曲。荒っぽさは感じるが、後のRADWIMPSが見えてくような曲。
このアルバム結構好きで「愛し(かなし)」なんかおすすめ。
ハイパーベンチレーション
曲名のハイパーベンチレーションとは、スキンダイビングで潜水直前に行う呼吸法。
イントロのギターから引き込まれるような不思議な曲。
そんなに好きな曲ってわけではないですが、ギターが好き。
終わりに。
この辺にしといてやろう。紹介した曲はあくまでも「ギターフレーズに驚いた曲」なので、全てが好きな曲というわけではありません。もちろん嫌いな曲でもないですが。
いかがだったでしょうか。このバンドに限らず、普段なんとなくボーカルばかり聴いている曲の中にも楽器隊の凄さや、フレーズの秀逸さを感じることはできます。
たまにはいつもと違った音楽の聴き方をしてみても面白いかもしれませんね。
RADWIMPSの個人的なおすすめ曲は、また今度紹介してみたいと思います。
それでは、さよなら。
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