ビールを美味しく飲む。

ビール

もう夏も終わりそうですが、まだまだ暑い日が続きそうです。

おかげで仕事終わりのビールが増えてしまいます・・・。早く涼しくならないかな。

今回は美味しくビールを飲んでいただく為の記事にしようと考えていているのですが、美味しいビールの注ぎ方などは世の中に溢れかえっているので、何か差別化できることはないかと悩みました。

そこで思いついたのが、「酒器」です。

字のまんま酒の器ですね。ビールを何に入れて飲めば美味しく飲めるのか、そしてさらに美味しく飲めるひと工夫も紹介します!

ビールの酒器

たとえ同じ品質・状態のビールでも酒器の形や素材などの違いで味が変わったように感じられます。

「感じられる」というのが重要で、実際に味が変化するわけではありません。

よく「瓶ビールと缶ビールは味が違う、缶ビールは金属臭がする。」

という人がいますが、缶の内側にはコーティングがされており液体と缶のアルミは完全に遮断されていますので匂いがビールに移ることはありません。

味の違いの無さはプロによるテイスティングでも確認されています。

そもそもビールに限らず、味の違いを感じることは日常でもよくあります。カップ麺を家で食べるのか、外でキャンプをしながら食べるのか。どちらが美味しく感じるかは言うまでもないと思います。

それでは、まずはビールが美味しく飲めるグラスと飲めないグラスを説明していきましょう!

美味しく飲めるグラス

美味しく飲めるグラスは泡持ちがよく、飲みやすく、緩やかな曲線の円筒状で、グラスの底に丸みのあるものが良いです。

この形状だと、ビールを注いだ時に円を描くように滑らかにビールが対流して、きめの細かい泡ができるからです。

グラスの理想形は、直径「1」に対して高さ「1•8〜2•2」くらいの比率のものだそうです。

美味しく飲めないグラス

①グラスの縦横比率が大きすぎる・小さすぎるもの

直径「1」に対して高さが「2•2」以上のものは高すぎて泡が立ちすぎます。逆に「1•6」以下では炭酸ガスが抜けやすく、泡も粗くなり泡持ちも悪いです。

②先っぽが開いているもの

グラスの先がラッパのように開いているものは、炭酸ガスが抜けやすく泡持ちも悪く粗い泡になります。

③底がカクカクしているもの

底が角張っていると、炭酸ガスや泡がグラスの上方に抜けにくくなって、炭酸がキツく重くてスッキリ飲めなくなります。

④とにかく変な形のもの

グラスを作った人には申し訳ないですが、あくまでもビールを飲む上では、と言うことを強調しておきましょう笑

特殊な形のグラスにビールを注ぐと、流れが滑らかにならず、泡が粗くなります。

グラスの種類

ここで、大まかなグラスの種類を写真で見ていきましょう。

ジョッキ

やっぱ居酒屋とかビアガーデンを思い浮かべて最初に出てくるのはこのグラスかな。

語源はJug(ジャグ)=柄付きの壺、広口の水差し。

マグ

語源はmug(マグ)=片手付きの円筒カップ。そのまんまだな。

10年以上前かな・・・モンテビアっていうお店がこのグラスでビール出してた気がする。(岩国駅近くの)

タンブラー

語源はtumble=倒れる、転ぶ。昔は獣の角で作ってたらしく、安定してなかった為。

これはオシャレなバーなんかでよく見かけますね。最近は居酒屋でも結構見る気がします。

なんか見た目からいいですよね。

ピルスナー

語源はチェコの都市「ピルゼン」。ピルゼンのビールのことをピルスナーと言っていたそうですが、やがてそのビールを飲むグラスを指すようになったとか。

昔、キリンビールのピルスナーグラス持ってたけど、ぶち割っちまった。

お気に入りだったのに・・・。

ゴブレット

最後にゴブレット。語源はケルト語で「突き出た尖り口」。悪口みたい。

僕は、この形が一番遭遇する機会が少ない気がします。短足なワイングラスみたい。

香りの強いビールを飲むのに適しているようです。

この他にもいろんな種類のグラスがありますが、この中に持っているグラスはありましたか?

ジョッキやグラスの扱い方

次に、ビールを美味しく飲むためのジョッキやグラスの扱い方を書きます。

①専用のスポンジで洗う・・・グラスの内側に付いた油分は泡持ちを損なうビールの天敵です。

洗う時は洗剤で油分や汚れを取り、水洗いをしっかり行いましょう。専用のスポンジで。

僕はやってないけどね!

②自然乾燥・・・水洗い後は逆さまにして自然乾燥させましょう。布巾などを使うと、糸屑や油分が付くかもしれないので。

これも僕はやってないけどね!!

③グラスは凍らせない・・・冷蔵庫で冷やすのはビールの温度上昇を防ぎ、ビールの爽快感を倍増してくれるので良いのですが、冷凍しちゃったらダメ。バツ。

ビールを注いだ時にグラスとの接触面でビールが瞬間的に凍ってしまい、味が変化してしまうことがあるからです。ビールの適正温度も下回ってしまいます。

たまに居酒屋で凍ったグラス出てきますね。見た目がいかにもキンキンで僕は嫌いじゃないんですけどね。

これは・・・やってる。冷蔵庫で冷やすだけにしてます。

美味しいビールの見た目

美味しいビールは注がれた状態でも見分けることができます。

まずはきめの細かい泡で長持ちするか。泡が粗いとすぐ消えます。

そしてグラスの内側に気泡がないか。油分や汚れなどがあると気泡が付くので、ちゃんと洗えてないのが一発でわかります。

次に泡とビールの液体の境目を見てください。霧状の小さな泡の層が見えると⭕️です。

これはフロスティミストと言って、飲むたびに泡が再生されていくので、爽快感が持続します。

飲み終わった後のグラスを見て

美味しくビールを飲めたでしょうか?

最後に、飲み終わったグラスを見てみましょう。

このようになっていたら、あなたがビールを美味しい状態で飲めた証拠です。

これは「レーシング」「ビアレース」「エンジェルリング」などと呼ばれるもので、飲んだ回数分の泡の輪ができあがります。

綺麗なグラスに綺麗な泡のビールが注がれて初めてできるものなのです。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。いかがだったでしょうか?

普段ビールを飲む時は、グラスの形なんて気にすることはあまりないのではないでしょうか?

次にビールを飲む時はこの記事を思い出して、いつもと違うグラスで飲んでみてはどうでしょう。

きれいな形のきれいなグラスでビールを飲み、きれいなビアレースを作って布団に入りましょう。

それでは、さよなら。

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